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人口減少で国力が落ちると言われて何十年経ったでしょうか。
私が小学生だった45年前、教科書に国別人口ピラミッドが載ってました。
「日本はきれいな富士山型でフランスは壺型。日本は徐々に壺型へ移行していくと将来国力が落ちる」
数十年後それは現実となりました。半世紀前に課題が明白だったのに実効策が講じられない。国政、国民にどれほど危機感がなかったかが明白です。
視点をマクロからミクロへ移します。
先日松阪市の人口が公表されました。約15万人。
中心的な地方都市なため人口減少は比較的ゆるやかです。
増減を見ると全体で26人減、外国人は52人増。
「あれ?」そう感じた方はセンスがいいです。
そうです。日本人の人口は78人減りました。
「日本人が78人減って、外国人が52人増えた」
そう書かれれば等比級数的に増減巾が開いていると驚愕するはずです。
更にミクロに考察します。
松阪市では外国人世帯は51世帯増加しました。
今私が住む自治会は現在約600世帯。松阪市と郊外との境界に近いため宅地造成もおこなわれており世帯数は増えています。新築を購入された外国人の方もおみえです。
空き家だとこの2年で4件売りに出され、うち3件を外国人世帯が購入されました。
この潮流は国内のどの地域でも見られる現象です。
この現象は単に人口の問題ではなく、外国人世帯が日本人世帯より所得が上がってきていることも大きく影響しています。